Saturday, October 20, 2012

完璧に翻訳できますか?




私は翻訳について考えるとき、電子を思い出します。ちょっと変かもしれませんが、実は翻訳と電子は同じように限界があります。両方は自分の不確定性原理Uncertainty Principle***)があると思います。

科学では、不確定性原理というのは電子の位置と電子の運動量に関連します。同時に、電子の位置と運動量を測定できません。翻訳は同じように、同時に、原作の一語一語の意味と原作の調子を翻訳できません。この「直訳」と「意訳」の間に折り合いをつけるのは翻訳の中心的な問題だと思います。

でも、実際に、折り合いをどうつけますか?私は沢山翻訳経験があるわけではありませんが、去年「巴」という能楽を少し翻訳しました。能楽とか詩を翻訳するのは特に難しいと思います。どうしてかというと、調子やリズムはすごく大切で、翻訳しにくいものからです。

「巴」 を翻訳した後、私の翻訳に対する意見は本当に他変だった。「無理。」だと思いました。「外国語の文学を読みたかったら、外国語を習った方がいい。」完璧に翻 訳できないので、翻訳はむだと思いました。今、そんなに強い意見がありませんが、まだ翻訳は完璧じゃないものだと思います。でも翻訳は何もないよりましなの で、翻訳ができるように頑張ってみましょう。

***不確定性原理というのはある2つの物理量を同時に測定することはできないという理論のことです

2 comments:

  1. 翻訳に対して厳しい意見でしたね。(笑)翻訳はたいてい原作より上手に書かれていませんが、全然なかったら、外国人は読む機械がないので、翻訳は必要なものだと思います。でも、確かに訳文は原文と同じじゃないという点を認めることも必要ですね。ケリスさんが書いたように、特に詩や歌を翻訳すれば、言葉よりリズムなどの方が大切だから、完璧な翻訳がないと思います。

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  2. 私も調子とリズムはとても難しいと思います。でも、完璧な翻訳がなくてもいい作品を自分の国の人に見せたいです。私がマンガを訳す始めた理由は見た翻訳が完璧じゃなくて自分がやりたかったからです。今度中国の作家はやっとノーベル文学賞をもらったのは、半分以上は一生懸命翻訳していただいたスウェーデンの翻訳家のおかげです。外国語で文学を読むのは一般人が一生でもできないことです。我々は出来る人ですから、頑張らなきゃ行かないでしょう。

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