Saturday, October 6, 2012

基本英語:本当に基本?


「基本英語」って聞いたことがありますか?

1930年に、イギリスの英語学者C.K.オグデンと詩人・批評家のI.A.リチャーズは「基本英語」というものを作りました。「基本英語」の目的は英語の勉強をもっと簡単にすることです。オグデンとリチャーズは850個の「基本的な言葉」を選んで、簡単に文法のルールを説明しました。この850の言葉と文法のルールが本になって、「基本英語」になりました。 

何年もの間、色々な人々はオグデンの基本英語を批判しました。どうしてかというと、基本英語は英語の母語話者たちをえこひいきするからです。でも私はこの批判をちょっと脇において、皆さんに簡単な質問を聞きたいです:「基本英語」は普通の英語より勉強しやすいですか?


オグデンが基本英語を作った目的は勉強しやすい言語を作ることです。そして、勉強しにくかっただから、他の批判は必要ではありません。これを分析するために、この二つの例を見てみましょう。 

この文は普通の英語で書かれていました:
The success of our whole great national program depends, of course, upon the cooperation of the public—on its intelligent support and use of a reliable system.

この文は基本英語で書かれていました:
The organization of our nation on a new base is naturally dependent for its right working on the help of the public—on its wise support and use of a safe system. 

実は私は基本英語の文の意味があまり分かりません。母語話者でも基本英語が分からなかったら、基本英語は「簡単」ということではないと思います。オグデンの目的はよく分かります。言葉は少なければ、早く話せます。でも英語に2万語あるのは大切な理由があるからで、19150語なしでは、意味がないと思います。



3 comments:

  1. 内容のせいかもしれませんが、私も二番目の例はとても分かりにくいと思いました。母語話者として、とても不自然的な英語で、(まるでGoogle Translateのように)言葉の意味の認識が絶対なさそうです。「Reliable system」と「safe system」は別なことです。「Success」と「right working」の意味も違います。「基本英語」はとてもいい考えだと思いますが、ケリスさんが言ったように、母語話者さえ分かることが出来なければ、役に立たないと思います。

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  2. トリーさんの意見について、Google Translateのシステムに興味がありました。アーティフィシャル・インテリジェンスで使いこなす言葉は一千字しかないかもしれません。 「基本英語」を使えば、意味が少しでも分かれるが、英語の魅力はなくなりますね。

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  3. 私も簡単に外国語の勉強が出来るというシステムのアイディアはいいんじゃないかと思っていましたが、このポストの例文を読んで、やっぱり違うというきがしますね。私も二番目の英語があまり分かりません。どうしてかというと分かりませんが英語母語者を通して、不自然な英語だと思わずにはいられません。

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